誰が言ったのか忘れましたが、小説の数だけ生き方があるというのを聞いたことがあります。
私も中学生の頃、夏目漱石の「坊ちゃん」に影響され、まっすぐ生きようと思いました。
ですが、しばらくすると元の自分に戻っていました。
それで、結局は小説の生き方をしようというのはその生き方に束縛されることだという事に気が付きました。

子どもの頃の夢を実現したような人が束縛をされずに自分を貫いた人なのかも知れません。
私のいとこがそうでした。
いとこは小さいころから石が好きだったそうです。
あまり詳しい話は聞いたこはありませんが、石に関する仕事に就きたいと考えたのでしょう。
今は地球物理学という分野の研究をしています。
よく言う、レアメタルなどの研究です。

私の小さいころの夢は宇宙に関する研究をすることでした。
自分の部屋にあったニュートンの本を読んで期待に胸を弾ませていた時期もあります。
けれど、途中で諦めてしまいました。

描いた夢が叶わなかったからと言って今に不満がある訳ではありません。
こうして文章を書いたり、人と会話をしたりすることで違った新しい自分を形作ることが出来ているからです。

生き方は自分で選択が出来るのです。
途中で精神を患ったりしたからと言ってそこで終わりではありません。
新しい自分を形成することも出来るのです。