私は精神的な病気になって気づいたことがある。

それは、情緒というものは頭が働くときではなく、働かないときにこそ育まれるということだ。

私は一年前まで、小説を読むことさえ出来なかったのだ。

けれどそのときは、花などを見て美しいと感じることは出来た。

病気になる前は花を見て何も思わなかった私が、である。

このように、病気のときに私は情緒が豊かになった。

精神的な病気もマイナスの面だけではないのである。