Ⅱ型の双極性障がい
先日、森鴎外の訳したファウストがあるという事で、書店でそれを買いました。
このファウストの製作期間は23歳から、死の直前の82歳までだそうです。
優れた作品だという事はよく聞きます。
それにしても60年弱作品を書き上げるのにかかるでしょうか。
その訳が最近分かりました。
彼は、今で言う、双極性障がいだったそうです。
これは私の推測ですが、躁の期間が短く、うつの期間が長かったのではないのかと思います。
つまり、短い躁の状態に作品を書き、長いうつの期間は作品を書けなかったという事です。
Ⅱ型の双極性障がいだったのでしょう。
「若きウェルテルの悩み」などという作品をゲーテは書いていますが、これは私小説だそうです。
そのような悩みが双極性障害を誘発したのかも知れません。