体力
私は小学生の頃は体力がなかった。
そんな私を心配したのか、両親は中学ではスポーツ系の部活に入ったほうが良いと言った。
ちょうどその頃、友達からテニス部に入らないかと勧誘されていた。
私はテニスには興味がなかったが、親から言われたことと、その友達への勧誘が断れなかったこととで、そこへの入部を決めた。
それが、どたばたで決めたことで、私はラケットをもちろん持っていなかった。
部活が始まるのが、三日後だったので私はどうしようと悩んでいた。
結局、私はラケットを持っていかずに、最初の部活に行った。
そこには私と同じようにラケットを持っていない人が大勢いて、少し安堵した。
そんなこんなで、私の三年間続く部活生活がスタートした。
テニスを続けるうちに、体力は付いてきた。
それは自分でも実感できた。
私は今、6時間勤務で仕事をしている。
これに負担を感じないのは、中学のとき部活をしていたからだろう。
テニスが私にどんな影響を与えたのかと考えたこともあったが、十分、役に立っているのだ。