目的

重い体を起こして毎日出勤する。
打ち込みをして頭が冴える頃になると、昼ご飯だ。
その頃には、満腹感とともに頭の冴えはなくなる。
私が大盛のご飯を食べたくないというのはその為だ。
おなか一杯食べると頭が働かなくなる、それを経験で知っている。

昔、日本が貧しかった時代、南部陽一郎はご飯もほとんど食べずに研究に没頭していたという。
ご飯を食べなくとも頭は働くのだ。
今の時代、学力の低下が騒がれている。
これは、豊かになったこととも関係しているのかも知れない。
豊かになるとご飯を多く食べるからだ。

それはさておき、私の話をする。
私はある時、ご飯もろくに食べず、睡眠もほとんど取らず、一日中学問をしていたことがある。
それがもとで精神を患った。
南部陽一郎が精神疾患にならず、私がなったのはなぜかと考えた事がある。
「目的がなかった」、これが最大の要因かも知れない。

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